ハムイチの棲み家

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画の感想文 [23-19] バトル・ロワイヤル - 油断大敵

<<   作成日時 : 2012/03/20 13:16   >>

トラックバック 0 / コメント 0

● BRの犠牲者:男子4番 織田敏憲

◎ 小心者の武器
 織田敏憲は、映画前半の教室のシーンで武器の入ったバッグを受け損ね、どたばたと走り回るように出ていく。シャツの裾もだらしなくて、なんとなくみじめ。そわそわした目付きや表情、こそこそした仕草や服装の乱れで、せこくて小心者の性格がはっきりとわかる
 このとき織田に支給された武器は防弾チョッキ。まさに小心者にぴったりな品物だ。

 実はこの映画では女子のほうがしっかりしている子が多くて、彼のほか、大木、元渕、山本といったぐあいに、男のほうがナーバスだ。

◎ 小心者の死んだふり
 織田は防弾チョッキをシャツの下に着込み、どこかで拾ったヘルメットをかぶって身を守る。川田たちのいる診療所近辺の夜道で桐山に襲われるが、マシンガンの掃射を受けたとき、“死んだふり”をして生き延びる。桐山が立ち去った後、周りの様子をうかがって、すぐに笑いだしてしまうのだが、これは油断というものだった。
 というのは、このゲームでは相手を倒した後、武器や食糧などを奪うために死体を調べることが多いのだ。死んだふりして海に飛び込むならともかく、地面に倒れているのはまずい。
 おそらく桐山はしばらく様子を見ていたのだろう。織田が防弾チョッキで助かったと知ると、今度は日本刀を使う。刀を抜き去った白木の鞘を捨て、小屋の屋根から飛び掛かってくる姿を見て、織田は恐怖で固まってしまい、悲鳴を上げることしかできなかった。

◎ 小心者の首
 彼の首は切り落とされ、口に手榴弾を詰め込まれて、川田たちが立てこもる診療所に投げ込まれる。死んでも悲惨な役回りで、すごくかわいそう。
 なお、このときの爆破や2発目の爆破に伴う秋也の窓からのダイブが、この映画で最も大掛かりなアクションシーンといっていいんじゃないかな。

 織田の小心ぶりは、女子や秋也のカッコよさを引き立てるものなのだ。


画像
右奥:織田の乱れたシャツの裾
隣は金井泉(織田は彼女の近くにいることが多い)

バトルロワイヤルの感想
 ⇒ 感想文 その1
 ⇒ データ
 ⇒ 感想文 その3 お姉さんの解説ビデオ
 ⇒ 感想文 その4 バスはどっちを向いている?
 ⇒ 感想文 その5 父と先生の立場
 ⇒ 感想文 その6 不戦敗の二人
 ⇒ 感想文 その7 最初の犠牲者
 ⇒ 感想文 その8 大量殺戮の虎と猫
 ⇒ 感想文 その9 バトル放棄が意味すること(その1)
 ⇒ 感想文 その10 バトル放棄が意味すること(その2)
 ⇒ 感想文 その11 両極端の女子に絡む女子
 ⇒ 感想文 その12 恐怖の夜が明けたとき(その1)
 ⇒ 感想文 その13 恐怖の夜が明けたとき(その2)
 ⇒ 感想文 その14 連帯失敗
 ⇒ 感想文 その15 借りを返したかった
 ⇒ 感想文 その16 ストレート過ぎた求愛
 ⇒ 感想文 その17 美女のプライド
 ⇒ 感想文 その18 「ありがとう」の謎
 ⇒ 感想文 その20 反撃の準備
 ⇒ 感想文 その21 ドラマを語るショットとカット
 ⇒ 感想文 その22 子供どうしのディスコミュニケーション
 ⇒ 感想文 その23 灯台の惨劇
 ⇒ 感想文 その24 大人と子供のディスコミュニケーション
 ⇒ 感想文 その25 変わる二人
 ⇒ 感想文 その26 かわいいな、やっぱり
 ⇒ 感想文 その27 しゃべったこともなくて、わかんないよ
 ⇒ 感想文 その28 鎌の一撃

 ⇒ このブログのトップへ
 ⇒ 映画(全般)ブログランキングへ
 ⇒ にほんブログ村 映画ブログへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

映画の感想文 [23-19] バトル・ロワイヤル - 油断大敵 ハムイチの棲み家/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる