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zoom RSS 映画の感想文 [863] コブラ・ヴェルデ

<<   作成日時 : 2015/09/06 09:35   >>

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【コブラ・ヴェルデ】
原題:Cobra Verde
製作国:西ドイツ
製作年:1987年
日本公開:1990年2月
監督:Werner Herzog(ヴェルナー・ヘルツォーク)
出演:Klaus Kinski(クラウス・キンスキー)

===== あらすじ(途中まで) =====
 ブラジルの不毛な山岳地帯に生まれたダ・シウヴァは、「コブラ・ヴェルデ」と名乗る山賊になった。街へ出たとき、たまたま農園主コウチーニョを手助けしたことから奴隷の監督係として雇われるが、彼の娘を三人とも孕ませたために疎まれ、アフリカへ奴隷の買い付けに行くよう仕向けられた。
 ブラジルの奴隷貿易の拠点である西アフリカのエルミナ砦に到着すると、そこは廃虚となっていて、守備隊の生き残りのタパリカという原住民と、売春を営む宣教師がいるだけだった。ダ・シウヴァは近隣の国と戦争をしているダホメ王を相手に、奴隷と銃とを交換する取引を始めた。しばらくは優遇されていたが、やがて本国からも王からも裏切られてしまう。

===== 感想 =====

● 無頼
 山奥から出てきた男が奔放に暴れまくり、ついには異国の地で王に並ぶほどの地位を得るものの、あっという間に全てを失ってしまう。
 さしずめ昔のキャッチフレーズなら「無頼漢の一代記」とでも呼ぶような内容だ。あるいは波瀾万丈とか愉快痛快とか、古い用語で形容したくなる中身。面白いことは面白いけど、どこから見ても時代物なんだよね。
 この監督の場合、もっと前の時代の方がむしろ新鮮に思えるくらいで、まさに「失速」という言葉がぴったり。

● 女戦士
 映像も惹かれる所が少ない。
 この監督が得意なはずの、引いたカメラによる遠景などもあまり綺麗な絵は登場しない。せいぜい大勢の奴隷と旗を使った伝令の様子ぐらいだけど、さほど面白くもないし……。
 戦闘場面も迫力がない。そもそもクライマックスに向けて主役の味方になる戦士は女ばかりなので、迫真のバトルシーンというわけにはいかない。上半身裸の大勢の女性が武闘訓練をしている絵は珍しいけど、「萌える」といったものでもない。
 どうも全体に低調。

● キンスキー
 主役はここでもクラウス・キンスキー。ブラジルにいる間は、ただの変態っぽいムッツリオヤジでしかないし、アフリカに渡ってからは、好き勝手なことが出来そうで出来ないクタビレオヤジという感じ。
 女戦士に槍の稽古をつけるシーンのときに少し切れた感じがある程度で、他はほとんど印象に残らない。
 ラストの砂浜で苦悶する様子も取って付けたみたいだし……。
 すっかり低調だ。

● 残念
 観終わって残念な気持ちが込み上げる映画。


画像

ヘルツォーク(Werner Herzog)の映画の感想
 ⇒ アギーレ/神の怒り
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 ⇒ コブラ・ヴェルデ (今回の書き込みです)
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