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zoom RSS 映画の感想文 [1043] 寄席の脚光

<<   作成日時 : 2017/02/23 23:39   >>

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【寄席の脚光】
原題:Luci Del Varieta
制作国:イタリア
制作年:1950年
日本未公開
監督:Federico Fellini(フェデリコ・フェリーニ), Alberto Lattuada(アルベルト・ラットゥアーダ)
出演:Peppino De Filippo(ペッピノ・デ・フィリッポ), Carla Del Poggio(カルラ・デル・ポッジョ), Giulietta Masina(ジュリエッタ・マシーナ), John Kitzmiller(ジョン・キッツミラー)

===== あらすじ(途中まで) =====
 ケッコは寄席芸人。売れない一座を率いてイタリア国内をあちこちと旅して回っている。いつも金に困り、しっかり者のメリーナに助けられながら、どうにか遣り繰りするのが実情だが、自分では才能があるつもりでいた。
 移動で夜行列車に乗っているとき、リリアーナという若い女性が一座に加えて欲しいと言ってきた。ケッコは下心から仲間にするが、公演中に衣装が破れて下着姿になったことから、リリアーナは一躍人気者になった。ケッコは彼女を売り出すため、仲間を裏切ってローマへ行くことにした。
 しかし、仕事が取れない一方で、リリアーナのわがままに金を浪費し続けるばかりだった。

===== 感想 =====

● 再確認
 フェリーニが監督した一番最初の長編映画とされる。ただし、アルベルト・ラットゥアーダとの共同監督だ。
 話が手堅くまとめられていて、まあ、普通って感じ。話も演出も撮影も、何かしら目立つものがない。フェリーニは場末の寄席と下品な観客の喧騒を描くのが好きなのだなと再確認するぐらいかな。

● 一座
 今回は寄席が中心となるネタなので、寄席の出し物への興味が重要になる。
 しかし、借金だらけの売れない一座ということで、歌や踊りあるいは寸劇などは、まったく魅力がないという設定だ。例えば、冒頭での踊り子たちのオバサン体型など、いくらフェリーニが豊満女性を撮るのが好きとはいえ、あまりに意図的すぎる。
 できれば、見せる時間の配分は短くてもいいから、ピッと決める質が欲しいんだよね。映画に出ている役者の芸人の技が秀でているのが理想だけど、配役上、難しかったのかな。であれば、例えば『ローマ』の「教会ファッション・ショー」みたいに、アイデア勝負で引き付けて、演出の力でとんでもないクライマックスに盛り上げるという手もあっただろう。あるいは、『道』での「珍無類の喜劇」のジェルソミーナのように、劇中の役者は大根だけど、それを映画として演じる役者が巧みという要素でもいい。せっかくジュリエッタ・マシーナが出ているんだし……。
 でも、まったく目を引くところがないんだよね。

● リストアップ
 この映画、フェリーニのファンがリストアップする程度ということで。


画像

Federico Fellini(フェリーニ)の映画の感想
 ⇒ 寄席の脚光 (今回の書き込みです)
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 ⇒ 青春群像 (ちょっと待ってね)
 ⇒ 道
 ⇒ 崖 (ちょっと待ってね)
 ⇒ カビリアの夜
 ⇒ 甘い生活
 ⇒ 8 1/2
 ⇒ 魂のジュリエッタ
 ⇒ サテリコン
 ⇒ フェリーニの道化師
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 ⇒ カサノバ
 ⇒ オーケストラ・リハーサル
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 ⇒ そして船は行く
 ⇒ ジンジャーとフレッド
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