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zoom RSS 映画の感想文 [1075] スプリット

<<   作成日時 : 2017/05/18 20:51   >>

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【スプリット】
原題:Split
製作国:米国
製作年:2017年
日本公開:2017年5月
監督:Night Shyamalan(M・ナイト・シャマラン)
出演:James McAvoy(ジェームズ・マカヴォイ), Anya Taylor-Joy(アニャ・テイラー=ジョイ)

===== あらすじ(途中まで) =====
 女子高生のケイシー、クレア、マルシアの三人は、誕生パーティの帰りに、突然車に乗り込んできた男に薬を噴射され、気を失わされた。
 気がつくと、三人は窓の無い部屋に閉じ込められていた。彼女たちを拉致した男は、姿を現すたびに声の調子や態度が様子が変わり、多重人格らしかった。クレアとマルシアは脱出を試みるが、失敗して別の部屋に監禁されてしまう。
 男はケヴィンという名で、精神科医フレッチャーの元に通っていた。フレッチャーは、ケヴィンが23通りもの人格を持つと分析するが、ケヴィンはいずれ24番目のビーストの人格が現れると自ら予感していた。

===== 感想 =====

● スカ
 話が進むうちに、ケヴィンはなぜ多重人格になってしまったのかと気になるし、そもそも彼のケースの多重人格とはどのようなものなのか、その様子をはっきり知りたくなる。
 一応、子供のときに厳格な母親から受けた虐待が原因らしいが、どうもありきたり。
 精神科医のフレッチャーとケヴィンが精神分析ごっこのような会話を延々とやるシーンが登場し、これがたまらなく退屈で、僕は2〜3度、眠気で意識が飛んでしまった。

 23もの多重人格というのがウリらしいけど、映画の中でそれほど多くの人格は登場しないし、名前も23通りを名乗るわけではないし、そうしたリストも登場しない。あるいは、「23」という数字そのものに何かしら神秘的な意味付けが有るわけでもない。ただの誇張しただけの数字。
 スカだな。
 また、24番目の人格についても、最後のオチらしきもので、理由付けらしきことを行っているが、これもこの監督特有の「スカ」な感じのもの。え〜、こんなオチなのみたいなノリになってしまう。

 ものは言いようだけど、この「微妙に外れ」な感覚が、シャマラン節なんだよね。

● 多重人格者
 ケヴィンが持つ人格は、暴力的な男だったり、芸術家タイプのナイーブな男だったり、眼鏡が似合う神経質な男だったり、あるいは女性だったりということらしい。「らしい」というのは、こうした異なる人格の描写にメリハリが無く、どうも性格がはっきりしないからだ。
 ムムと思うのは、いよいよ24番目のビースの性格が出現するとき。ただし、その後の行動がどうもコントじみたシャマラン節なので(もっとも監督本人はマジな気分のようだけど)、さほど感動が盛り上がらない。
 演じるのはジェームズ・マカヴォイ。ちょっと厳しかったな。

● 女子高生
 捕らわれる3人、ケイシー、マルシア、クレアは、それぞれアニャ・テイラー=ジョイ、ジェシカ・スーラ、ヘイリー・ルー・リチャードソンという女優さんが演っているのだそうだ。
 びっくりするほど可愛いということではない。役の上では、ケヴィンにひどい虐待や暴行を受ける場面はほとんどなく、脱出を図るシーンも緊迫感に欠け、彼女たちが危機的な状況になっても、さっぱり盛り上がらない。
 つらいな。

 なお、ケイシーについては、子供の時代の思い出がところどころ挟まる。父や叔父と一緒に鹿狩りのキャンプに行ったというもので、これがクライマックスのバトルや、彼女の結末についての伏線になっている。(オチバレだけど、この結末は、ハッピーエンドではない。)
 こうした伏線もなんだかな……。
 話の全体が行儀よく整理されたという印象で、余韻の盛り上がりが欠けることになってしまったんじゃないか。

● 難
 映画の最後に、ブルース・ウイルスがちらっと登場する。どうも彼が主演した『アンブレイカブル』のデイヴィッド・ダンということらしいが、続編でもあるのかな?
 まあ、かなりどうでもいい感じ。


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