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zoom RSS 映画の感想文 [1098] VR ミッション:25

<<   作成日時 : 2017/07/20 12:16   >>

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【VR ミッション:25】
原題:The Call Up
製作国:英国
製作年:2016年
日本公開:2016年11月
監督:Charles Barker(チャールズ・バーカー)
出演:Morfydd Clark(モーフィッド・クラーク), Max Deacon(マックス・ディーコン)

===== あらすじ(途中まで) =====
 ニューヨークのビルの一室に8人の男女が集められた。開発中のVR(バーチャルリアリティ)ゲームの体験版をテストするため、ザイバツ社が何人かにメールで呼びかけたものだ。ゲームの勝者には10万ドルもの賞金が支払われることになっている。
 8人は音声ガイドに従い防弾服とメディパックを装着した。ヘルメットのフェイスガードを下ろすと瞬時に周りは戦争中の廃墟ビルとなり、完全にゲームの中に溶け込んでしまう。逆に、フェイスガードを外すとすぐに元の状態に戻るという具合だ。ゲームの中で8人に与えられたミッションは、アルファ中隊として行動し、ビルの地下まで降りて敵が仕掛けた爆薬の時限装置を解除するというものだった。
 8人はゲームを開始した。
 銃撃や敵のリアクションなどが本物そっくりで、面白がってゲームを進めるうち、敵の攻撃を受けた仲間がリアルに怪我をするのを見て、異常な事態に巻き込まれたことに気がついた。

===== 感想 =====

● VR
 仮想的な戦闘ごっこのつもりが、実はリアルな生死を賭けたものだった……。
 これも有りがちなパターンだな。

 例えば、このサイトでは『サバイバル・フィールド』(原題:Paintball)という作品の感想を書いたことがある。その映画はサバイバル・ゲームで敵が実弾を使うというものだ。観る前は面白そうな設定と思ったけど、実際にゲームが始まるとあまりに一方的すぎて、いろいろなところで無茶な設定をしないとお話にならないという代物ものだった。

 今回も似たようなもの。
 外部に連絡が取れないという設定は同じだし、VRの敵は何度でも生き返るのでワンサイドなハンディ戦になるところも同じ。ただ、参加者がゲームの運営そのものに逆らうと、お仕置きのように防弾服やヘルメットで締め付けられるという、孫悟空的な状況設定が加わり、8人が嫌でもゲーム上のミッションを遂行せざるを得ないというところに合理性を持たせている。

 ザイバツ社の正体や狙いが気になるところだけど、ここも何ら捻りはなく、脚本も演出も惰性でやってる感じで、どうも全体的にお手軽感が強い。

● 8人
 8人のキャラに魅力はない。誰か一人が主役となって活躍するということでもなく、全員がなんとなくヘタレで、なんとなく頑張って、なんとなくやられていく。
 最後まで生き残る者がいるのかどうかすら、観ていてどうでもよくなる。誰にも感情移入できないからだ。
 かなり脚本がまずいな。

 僕の不満を言えば、もう少し戦闘能力の高い者をそろえてほしかった。
 ちなみに原題は『the call up』で、「call up」は通常は「電話をかける」と訳すけど、「the」がついて名詞なので「招集令状」という意味になる。映画のタイトルからして、そもそも戦闘能力が重要なはずのお話なのだ。
 本音はクラッシュの曲にちなんだ内容ならいいのにと思うけど、それは欲張りというものだな。

● 確認
 ゲームが普及し、VRが実用化し始めた現代において、映画の中でサイバー上の仮想アクションを作ることは、かえって難しくなっているのかもしれない。
 ストーリーのアイデアは半端なものえではだめだし、VFXなどの映像もかなりクオリティが高くないとゲーム以下と笑われてしまう。

 この分野のハードルの高さを確認する作品だな。


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