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zoom RSS 戦争への備えが必要になったかな?

<<   作成日時 : 2017/09/12 12:06   >>

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● 制裁決議の意義
 昨日(2017年9月11日)、国連安保理で対北朝鮮制裁決議が全会一致で採択されました。
 重要なのは、制裁内容そのものよりも次の2点。
a これまで「制裁には効果がない」と言っていたロシアが制裁に賛成した。
b 米国のヘイリー国連大使が「北朝鮮が今後も挑発行為を続けるなら、われわれはさらに一歩先に行く」と表明した。

 aについては、中国に続き、ロシアも制裁の方針に転換したということです。これにより、国際社会において、もはや北朝鮮には有力な味方は存在しなくなりました。

 bについては、一見すると当たり前の発言内容で、「北朝鮮が挑発を続けるなら」というタラレバの仮定形になっています。しかし、北朝鮮が核ミサイル開発を止めると思っている安保理メンバーなど、もはやいないでしょう。少なくとも中国とロシアは「制裁には効果がない」と言い続けてきましたので、その言葉を今でも信じているなら、この制裁決議そのものは効果がないと、内心では思っていることになります。
 しかし「われわれ」=安保理メンバー全員は、「一歩先」へ行くというのです。
 したがって、bの含意は「北朝鮮は挑発を続けるので、国際社会はその先に備えておくように」という意味であることは明確です。

 「その先」――それがあることを中国もロシアも認める側に転じたというのが、今回の制裁決議の意義です。

● その先とは?
 では、北朝鮮が今後も挑発を続けたときの「その先」とは何でしょうか?

● 一番可能性が高いケース
 まずは追加の制裁強化です。
 再び、石油の全面禁輸が提案され、少し緩めて妥協ということが繰り返されるでしょう。石油の全面禁輸があると、北朝鮮の社会は1週間も持たないでしょうから、
   石油の全面禁輸=1週間以内の開戦
を意味します。したがって、これはなかなか採択が難しいと思われます。

 とはいうものの、追加制裁など何度も続くものではありません。
 最後通告に匹敵する決議がなされ、国連軍又は多国籍軍もしくは米軍単独による開戦となります。
 あるいは、北朝鮮が実質的な戦争行為を仕掛ける可能性があります。(*1)
 さらには、不期遭遇戦のような、突発的事態も心配です。

 国連軍や多国籍軍となれば、その構成は、米英韓に加え、
 朝鮮戦争のメンバーであれば、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、タイ、トルコ。
 湾岸戦争での中東アフリカ以外の主要メンバーであれば、さらにイタリア、カナダ。
 イラク戦争の多国籍軍の主要メンバーとして、さらに西欧のスペイン、オランダ、北欧のデンマーク、東欧のポーランド、ウクライナ、ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、中南米のエルサルバドル、ホンジュラス、ドミニカなどなど。
 どれだけ参加するかわかりませんが、以上の国々が候補になりそうですね。

● その他のケース
 他のケースとして、国際社会が北朝鮮の核開発と増強を認めるという可能性もゼロではありません。一部の「北朝鮮通」の評論家がしきりに言っていますね。でもこれは世界的な核開発競争、そしてテロリストも含めた核拡散の幕開けとなるので、全然、うれしいことではないですね。
 一番うれしいケースは、戦争などなく、核の拡散もなく、北朝鮮が核とミサイルの開発を放棄することです。
 しかし、これらの可能性はかなり低いと言わざるをえません。

● 確率を想定すべし
 比較の対象を明確に。
 今後、僕らは大規模激甚災害に似たような状況を想定しなければならなくなってきました。
 例えば、
ア 年内に、関東に震度7以上の巨大地震が発生する
イ 年内に、北朝鮮と国連軍又は多国籍軍あるいは米軍が戦争する

 アとイ、どちらの確率が高いと思いますか?
 もしも、アの確率がイの確率より高いという明確な根拠がないのであれば、アに備えるのと同等以上で、イの備えをすべきです。

 もっとも、日本に核が使用される可能性は低いと思います。通常弾頭のミサイル攻撃についても、東京は(横田以外は)まず狙わないでしょう。逆に、各地の米軍基地や原発周辺は、ノドンあるいは破壊工作などに要注意ですね。

――――――――――――――――――――

(*1) EMP
 最近、毎日新聞や朝日新聞がEMPを盛んに採り上げていますが、これも核攻撃とみなされるでしょう。やったら、すべての核保有国からの報復がありえます。
 しかも周辺国にも影響が出ますし、国際線の航空機が機器障害で墜落などしようものなら、その航空機が帰属する国を完全に敵に回すことになります。ましてや日本へのEMP攻撃は北朝鮮自身の防空網などに被害が生じる可能性もあり、自爆に近い行為です。

 ところで、EMP攻撃って、いまどき本当に効果が大きいのでしょうか?
 重要なデータセンターは、電磁波を遮断したサーバルームに置くというのが常識ですが、それらの設備の遮断効果より強力ということかな?
 また、重要なシステムであればあるほど、システムダウンに備え、BCP(事業継続計画)があるというのも、常識です。
 危ないのは、信号などの街中の各種設備、自動運転などの電子化された自動車、そしてスマホなどということですね。ほとんどイヤガラセにしかならないような……。
 新聞は、脅威をあおるだけでなく、その影響をきちんと調べるべきですが、5W1Hがいい加減な朝日と毎日では無理かな。

 とりあえず、夜寝るときは、スマホをアルミホイルでくるむことにするか。

(補足)
 その後、いろいろ調べたら、EMPは送電線経由で「コンピュータ」に過電流が流れ込むのが問題だとのこと。
 はあ?
 いまどき、サージプロテクタやUPSを用意してないデータセンターなんてあるの?
 家庭用PCより劣るじゃん!
 EMPは、その手の機能も無効になるほどすごい攻撃ということかな? (2017.9.17補)

〔参考までに〕
 戦争の日程を考え直す
 戦争への各国の思惑を推測してみた
 戦争への備えが必要になったかな? (今回の書き込みです)
 もしも開戦となる場合の日程を考えてみよう
 戦争モードかな?

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