ハムイチの棲み家

アクセスカウンタ

zoom RSS 日本 vs スイス 2018.06.08 感想

<<   作成日時 : 2018/06/09 12:45   >>

トラックバック 0 / コメント 0

親善試合
2018.06.08 19:00 (日本時間:26:00) スタディオ・コルナレド(スイス、ルガノ)
日本 0−2 スイス
ロドリゲス(前42), 後半37分(スイス)セフェロビッチ(後37)

● 布陣に見る本田問題
 日本の布陣は、4バックに戻し、4−2−3−1。
 選手の顔ぶれを見ると、1年前と比べて大島以外に新鮮味もなく、本田への依存度を下げる前のハリルホジッチの時代に戻ったという感じです。
 形のうえでは退化。
 さりとて、中盤でボールを落ち着かせる役割となると、本田に代わる選手が思い浮かびません。ところが、最近の本田は自身の得点を欲しがり過ぎて、トップとポジションが被ることが多く、デメリットのほうが大きいような気がします。本田の「香川化」ですね。(差別用語を使うなら「ゴール乞食」といわれる傾向です。)
 この問題に対するハリルの答は、本田を省き、中盤のタメも省くというものでした。一方、西野の答は本田依存をより強めること。本田と心中覚悟の布陣です。

 当然のことですが、結果はダメダメ。
 もう、時間もなく、西野はどうするのでしょう?


      大迫
  宇佐美  本田  原口
    大島  長谷部
長友  槙野  吉田  酒井高徳
      川島

● 前半
 見ていて猿でも気づくのは、トップの大迫の孤立。
 守備では、大迫がボールを追い回しても、あまり後方が連動しません。これはチーム全体の問題。
 攻撃では、大迫がポストをやっても、フォローがいません。これは宇佐美、本田、原口の位置が悪すぎるということですし、連動してボランチと両サイドバックの攻撃寄与も低くなるということです。
 特に、サイドを破るときに4人掛かりになることが多いのですが、これではゴール前が手薄になって当たり前。一応、ゴチャゴチャボールが回り、攻撃してるように見えますが、まともな攻撃の戦術には、なっていません。

 それでいて、稀にゴール前にボールが供給される態勢になると、大迫と本田のポジションが被り、ゴール前に敵を引き寄せて混雑し、楽な態勢でシュートが打てないという愚行を繰り返します。
 これは完全に、本田が悪い。まず、ボールや守備の状況に合わせてトップの大迫が自分の最も得意なポジションを占め、それを見て最も効果的な位置に本田が入るというのが、教科書的なやり方のはずです。

 ボール奪取などの勢いが生じるでもなく、決定的な形が作れるはずもなく、ダラダラと時間が過ぎます。

 失点は、高徳がけロリと抜かれ、吉田がボサッと突っ立って敵に体をぶつけられ、巧みに倒れ込まれてPKを与えたものです。
 2度めの失点の時もそうですが、今日の吉田は集中力に欠けていましたね。

 大迫が腰の怪我で武藤と交代。ちょっと心配しましたが、大事は無いとのこと。
 よかったです。

● 後半
 後半も似たようなもの。
 酒井高徳⇒酒井宏樹、宇佐美⇒乾、大島⇒柴崎、本田⇒香川と交代しますが、戦術上の役割が変わらないため、大きなインパクトを与えることはありませんでした。
 交代での最大の驚きは、「あれ? 宇佐美、出ていたんだ」でしたもん。

 交代にも問題あり。
 僕は、今はW杯への準備が大事だと思います。
 そうであるなら、DFの実戦経験が不可欠のはず。この試合でも昌子と植田を使いませんでした。大丈夫か?

 失点は奇妙なものでした。
 攻撃も守備も手詰まりの雰囲気の中、後半35分過ぎに日本が右からのCKを得ます。これが逆サイドに流れ、香川の怠慢守備からボールを出されてカウンターを食らうことになります。
 奇妙なのは、このときの吉田と槙野。味方ボールでもないのに、なぜか自陣へ戻ろうとしません。敵のカウンターが始まってから、あわてて戻るのですが、まったく間に合いません。日本のゴール前は長友と宏樹が守る形。左からクロスを入れられ、逆サイドのヘッドでゴール前を折り返された後、セフェロビッチに気持ちのいいボレーを叩き込まれました。
 寄せが怠慢だった香川が悪い、戻りをサボッた吉田と牧野が悪いと叫びたくなる失点でしたね。

● サイドの守備
 全体を通して気になったのは、サイドの守備。もう少し強化しないと危ないですね。
 最近の代表の中では最弱クラスのサイド守備力です。宇佐美(乾でも同じようなもの)と原口を両サイドで同時に使うのは不可と結論が出たと思います。
 これまでの対戦相手は、あまり日本をスカウティングすることはありませんでしたが、本大会の敵は徹底的に弱点を突いてきます。せめてどちらかを守備の強い選手にしないと、ボコボコにやられそう。

 中継の解説はコロンビア戦のシミュレーションと言っていましたが、4年前より日本は戦力が落ち、一方、コロンビアはファルカオ復活。
 このままでは「0対4で負け」くらいのスコア予想が妥当でしょう。

● もう一度本田問題
 本田に代わって中盤のタメを作れる選手がいないが、本田を使うとその後の攻撃の形、とくにゴール前の詰めの形が崩れる。
 この本田問題の答は、ハリルのように中盤のタメを省くのではなく、中盤のタメを特定の選手に依存しないということでしょう。南アの岡田は、本田をトップに上げて、大久保と松井の運動量でカバーするというのが答でした。今回、宇佐美と原口にこれを期待するのは無理です。
 布陣そのものを考え直す必要があると思いますが、時間が足りない。

 ハリル解任後の1カ月の空白、サッカー協会の怠慢が、恨めしいですね。


 ⇒ このブログのトップへ
 ⇒ にほんブログ村 サッカーブログへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

日本 vs スイス 2018.06.08 感想 ハムイチの棲み家/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる