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zoom RSS ワールドカップ2018 ロシア大会 (その32) ドイツvsスウェーデン 感想

<<   作成日時 : 2018/06/24 20:27   >>

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グループF
2018.06.23 21:00 (日本時間:27:00) フィシュト・スタジアム(ソチ)
ドイツ 2−1 スウェーデン
ロイス(後3), クロース(後50)
トイボネン(前32)

● 布陣
 ドイツの布陣は分かりにくい。人によって捉え方がいろいろあるようですが、先発は次のようなヘンテコな並びに見えました。
 攻撃的MFのドラクスラー、ロイス、ミュラーは流動的で、特に左右の位置関係は頻繁に変わっていました。おそらく、大きなゾーンの中で、三人が互いの関係を意識しながらフリーに動くという約束事のようです。
 なお、エジルやフンメルスらはお休みです。

        9 ヴェルナー
 7 ドラクスラー 11 ロイス 13 ミュラー
3 ヘクトア    19 ルディ   18 キミヒ
   8 クロース
      16 リューディガー 17 ボアテング
         1 ノイアー

 スウェーデンは4−4−2。引きこもって守るときの4−4のラインの堅固さが自慢です。

         20 トイボネン  9 ベリ
  10 フォスベリ  8 エクダル  7 ラーション 17 クローソン
6 アウグスティンソン 4 グランクピスト 3 リンデロフ 2 ルスティグ
              1 オルセン

● 前半
 スウェーデンは今日も亀のような4−4の守備。特に最終ラインの4人は、中盤のサイドが対応できない場面を除き、極力サイドに出ないということ、そして逆サイドは中へ絞るということを徹底します。とことんゴール前に狭い間隔で4本の柱を立ててブロックするという戦術です。

 ドイツは攻撃するときには、両サイドのヘクトアとキミヒが高い位置を取り、後方は2バック又はクロースが下がった3バックになっている状態が多いようです。ピッチの中央にルディが構え、全体の指揮を執りながらパスを配球するという風情です。
 基本はサイドからのクロスが狙いですが、肝心のゴール前が高さ不足で、なかなか得点が生まれません。
 ドイツが高さ不足――これって、他チームの大型化がいかに進んだかを如実に語っていると思います。時代は変わりました。

 最初の十分間は一方的にドイツがボールを保持します。その比率は、20対1くらいに感じます。(試合全体を通じても76%対24%と、圧倒的でした)。
 次の十数分間は、スウェーデンが多少は押し返しますが、それでもドイツの時間。
 ところが24分にルディが鼻を負傷し、様子が変わってきます。レーブはすぐには交代の決断ができず、31分にギュンドアンに代わるまで、ドイツはずっと一人足りない状況になります。その間、ピッチ内は漠然とボールを回すだけでした。

 その直後の32分、スウェーデンが得点します。
 ドイツが落ち着きを取り戻せないうち、自陣でのクロースからギュンドアンへの最初のパスをベリがカットします。ボールは右サイドのクローソンにわたり、そこからロブ状のパスがゴール前へ。トイボネンが胸トラップからループシュートを放ちます。ボールは、前に飛び出したノイアーの頭を越えてゴールへ。

 ドイツは完全に焦り始めます。
 しかし、プレーの精度が粗くなり、圧倒するような迫力は生まれません。
 なんとも妙な空気で、前半が終わりました。

● 後半
 後半、ドイツは布陣を代えました。ドラクスラーを長身のゴメスに代えてトップに置き、3−1−5−1のような並びになりました。

           23 ゴメス
3 ヘクトア 11 ロイス 9 ヴェルナー 13 ミュラー 18 キミヒ
          21 ギュンドアン
   8 クロース  16 リューディガー 17 ボアテング
           1 ノイアー

 こんな感じですが、ロイス、ヴェルナー、ミュラーの位置は流動的で、ヴェルナーが左サイドのオープン・スペースを使うときが、最も効果的なように見えました。

 後半の立ち上がり、この布陣がいきなり効果を発揮します。
 左の深い位置からヴェルナーが速いゴロのクロスを入れ、ゴメスがニアで潰れた後で、ロイスが合わせてゴールしました。このときボールがイレギュラーして跳ね上がったのですが、ロイスは膝の内側で強引に捻じ込んでいます。執念ですね。

 これ以降もドイツがボールを回すことが圧倒的に多いのですが、ギュンドアンは流れにアクセントを付けることができず、ドイツの攻撃は一本調子。20分を過ぎるとスウェーデンの選手に歩く姿が目立つようになるのですが、それでもなかなか得点の気配は生じません。

 5分間のロスタイムもほとんど消化し、試合終了まであと20秒の後半49分40秒。
 PAの左脇でFKを得たドイツは、クロースがキッカーとなります。ボールを少し動かしてロイスが止めたボールをクロースが右足で振り抜きました。ボールはきれいなカーブを描いてファーサイドのネットへ吸い込まれます。
 まさに劇的な逆転弾でした。

● 展望
 ようやくドイツの勝利。
 このグループは、まだ4チームとも決勝トーナメントに進めるか、進めないかが決まりません。ドイツが韓国に勝ったとしても、それが1対0の場合、スウェーデンが大量得点大量失点の1点差でメキシコを負かせば、3チームが勝ち点6の得失点差1で並び、得点の多いメキシコとスウェーデンが勝ち上がることになります。
 ドイツは最低でも2点以上を狙うことは間違いなく、安全を見越して5点取るくらいまでは攻撃をやめないのではないかな。そうなると、相手は大会最多ファウルの汚名を背負う韓国なので、ドイツ選手の怪我が心配です。
 大丈夫でしょうか。

● 新型3バック
 ところで、ドイツの3−1−5−1は、昨日のナイジェリアの3−1−4−2と少し似ています。その試合の感想で、これは4−1−4−1の進化形ではないかと書きましたが、ドイツも似たような3バックを採用したとなると、いよいよ注目することが必要なようです。
 問題は3バックの両サイドの守備をどう考えるかですね。
 いずれ、じっくり検討してみます。

 ⇒ その1 始まるよー!
 ⇒ その2 グループリーグの予想
 ⇒ その3 トーナメントの予想
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 ⇒ その5 エジプトvsウルグアイ
 ⇒ その6 モロッコvsイラン
 ⇒ その7 ポルトガルvsスペイン
 ⇒ その8 フランスvsオーストラリア
 ⇒ その9 アルゼンチンvsアイスランド
 ⇒ その10 ペルーvsデンマーク
 ⇒ その11 クロアチアvsナイジェリア (ちょっと待ってね)
 ⇒ その12 コスタリカvsセルビア
 ⇒ その13 ドイツvsメキシコ
 ⇒ その14 ブラジルvsスイス
 ⇒ その15 スウェーデンvs韓国
 ⇒ その16 ベルギーvsパナマ (ちょっと待ってね)
 ⇒ その17 チュニジアvsイングランド (ちょっと待ってね)
 ⇒ その18 コロンビアvs日本
 ⇒ その19 ポーランドvsセネガル
 ⇒ その20 ロシアvsエジプト
 ⇒ その21 ポルトガルvsモロッコ
 ⇒ その22 ウルグアイvsサウジアラビア
 ⇒ その23 イランvsスペイン
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 ⇒ その28 ナイジェリアvsアイスランド
 ⇒ その29 セルビアvsスイス
 ⇒ その30 ベルギーvsチュニジア
 ⇒ その31 韓国vsメキシコ (ちょっと待ってね)
 ⇒ その32 ドイツvsスウェーデン (今回の書き込みです)

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