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zoom RSS ワールドカップ2018 ロシア大会 (その38) イランvsポルトガル 感想

<<   作成日時 : 2018/06/26 22:26   >>

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グループB
2018.06.25 21:00 (日本時間:27:00) モルドヴィア・アリーナ(サランスク)
イラン 1−1 ポルトガル
アンサリファルド(後48)
クアレスマ(前45)

● 布陣
 イランは4−1−4−1に変えてきました。

            20 アズムン
11 アミリ  9 エブラヒミ 18 ジャハンバブシェ 17 タレミ
            6 エザトラヒ
3 ハジサフィ 8 ブーラガンジ 19 ホセイニ  23 レザイアン
           1 ベイランバンド

 ポルトガルはいつもどおりの4−4−2です。

     7 ロナウド   9 シウバ
10 マリオ  23 シウバ  14 ウイリアン 20 クアレスマ
5 ゲレイロ 6 フォンテ 3 ペペ     21 セドリック
        1 ルイパトリシオ

● 前半
 決勝トーナメント進出のためには、ポルトガルは引き分けでOK。イランは(同時刻にモロッコと対戦中のスペインが大敗することは考えにくいので)、勝ちが必要な状況です。
 イランはこれまでよりは積極的。例えばキャプテンで左SBのハジサフィがポルトガルのPA近くまで攻め込む場面があったほど。しかし、守備の戦術に疑問があって、なかなかペースをつかめません。
 というのは、イランは4−4の2ラインを作り、その間にエザトラヒを置く守備をするのですが、ポルトガルが第2列の前でボールを回すとき、誰か一人がボールに寄せるため、その背後に穴が開いてしまいます。とりわけ、エザトラヒの左脇のスペース、そしてアミリが寄せてハジサフィがスライドするように上がったスペース、すなわち左奥のスペースを盛んに狙われていました。
 イランは、戦術的にものすごく凝ったことをするチームなのですが、もしかしたらポルトガルの攻撃をこのゾーンに誘っていたのかもしれません。「誘いの隙」ですね。
 こういうの、誰か取材してくれないかな。

 誘って、ボールを奪って、長いボールの高速カウンター。これがイランの狙いのようです。
 一方のポルトガルは、実力差を踏まえてパスをつなぐ攻撃をします。だけどさほど上手くない。
 ピリッとしない時間が流れます。

 得点は前半終了直前。
 クアレスマが、シウバ(23)と壁パスを交換しながら、右サイドから横方向にイランの4−4のラインの間に侵入し、エザトラヒの手前で右足アウトを使い、ファーのサイドネットに蹴り込みました。
 壁パスとシュートが見事です。

● 後半
 後半は、イランがより積極的になるのですが、どうもうまくいきません。次第に苛立ちがたまったのか、少し荒れる試合となりました。

 試合の結末の前に、戦術的に気になることを一つ。
 ポルトガルは、高さの守備に弱いかもしれません。これまで、スペイン、モロッコと高さで負けるチームでなかったですし、イランとは総合力の差があるのでさほど目立ちませんが、ときどき見るハイクロスの対応などに、ちょっと不安を感じさせます。
 ただし、次の相手はウルグアイなので、とりあえず高さ勝負はしのげるかも。

 ここからは嫌な話。
 妙なVARの判定で、意味不明な理由でロナウドがイエローをもらいます。どう見ても、ファールしてるのはイラン側のような気がしますが、訳がわかりません。
 そしてロスタイム、再び妙なVAR判定でポルトガルはPKをとられ、同点にされてしまいました。
 VARを使った誤審の第一号かもと思わせる内容です。(*1)

● イランが
 イランは嫌いなチームではないんですけどねえ……。ダエイとか、マハダビキアとか、すごい選手だったと思うし。

 今回のチームはちょっと汚すぎたような気がします。文句は多いし、アンフェアな行為や、いわゆるスポーツマンシップに悖る(もとる)戦術もやらかしたし。審判を騙すのは平気らしく、ばれなきゃOKみたいな態度が見えすぎです。
 汚いプレーが身に付くと、そのチームは力が落ちていきます。カンフーサッカーの中国が典型例ですね。
 イランには、そうなってほしくはないんですが……。

(*1) ロナウドのイエローは、むしろイランの選手のインピード(進路妨害。昔の用語ではオブストラクション)に見えます。その場合、ポルトガルに間接フリーキックが与えられます。なお、最近では、体が触れた進路妨害は、プッシングとみなして直接フリーキックとするケースも多いそうです。
 また、PKを取られたハンドは、体に沿ってボールが動いているので、ボールが手に触れても「意図的にボールを手または腕で扱った場合」には該当しないと解釈するケースが多いのではないかな。(日本サッカー協会『サッカー競技規則』第13条から。この規則はFIFAの規則とほぼ同じ。この条文は、手で「触った」ではなく「扱った」が最重要ポイント)
 一番、気になるのは選手からのクレームでVARの確認が行われること。これはおかしなことで、このままでは文句の多いチームが有利になってしまいます。無駄に試合が中断するし、アディショナルタイムが長くなってしまうので、運用面でも問題アリです。
 VARそのものは画期的なことだと思いますが、その運用について、まだまだ多くの工夫が必要ですね。

 ⇒ その1 始まるよー!
 ⇒ その2 グループリーグの予想
 ⇒ その3 トーナメントの予想
 ⇒ その4 ロシアvsサウジアラビア
 ⇒ その5 エジプトvsウルグアイ
 ⇒ その6 モロッコvsイラン
 ⇒ その7 ポルトガルvsスペイン
 ⇒ その8 フランスvsオーストラリア
 ⇒ その9 アルゼンチンvsアイスランド
 ⇒ その10 ペルーvsデンマーク
 ⇒ その11 クロアチアvsナイジェリア (ちょっと待ってね)
 ⇒ その12 コスタリカvsセルビア
 ⇒ その13 ドイツvsメキシコ
 ⇒ その14 ブラジルvsスイス
 ⇒ その15 スウェーデンvs韓国
 ⇒ その16 ベルギーvsパナマ (ちょっと待ってね)
 ⇒ その17 チュニジアvsイングランド (ちょっと待ってね)
 ⇒ その18 コロンビアvs日本
 ⇒ その19 ポーランドvsセネガル
 ⇒ その20 ロシアvsエジプト
 ⇒ その21 ポルトガルvsモロッコ
 ⇒ その22 ウルグアイvsサウジアラビア
 ⇒ その23 イランvsスペイン
 ⇒ その24 デンマークvsオーストラリア
 ⇒ その25 フランスvsペルー
 ⇒ その26 アルゼンチンvsクロアチア
 ⇒ その27 ブラジルvsコスタリカ
 ⇒ その28 ナイジェリアvsアイスランド
 ⇒ その29 セルビアvsスイス
 ⇒ その30 ベルギーvsチュニジア
 ⇒ その31 韓国vsメキシコ (ちょっと待ってね)
 ⇒ その32 ドイツvsスウェーデン
 ⇒ その33 イングランドvsパナマ
 ⇒ その34 日本vsセネガル
 ⇒ その35 ポーランドvsコロンビア
 ⇒ その36 ウルグアイvsロシア (ちょっと待ってね)
 ⇒ その37 サウジアラビアvsエジプト (ちょっと待ってね)
 ⇒ その38 イランvsポルトガル  (今回の書き込みです)

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