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zoom RSS ワールドカップ2018 ロシア大会 (その7) ポルトガルvsスペイン 感想

<<   作成日時 : 2018/06/16 18:31   >>

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グループB
2018.06.15 21:00 (日本時間:27:00) フィシュト・スタジアム(ソチ)
ポルトガル 3−3 スペイン
ロナウド(前4), ロナウド(前44), ロナウド(後43)
ディエゴコスタ(前24), ディエゴコスタ(後10), ナチョ(後13)

● 布陣
 ポルトガルは、4−4−2。ただし、深く押し込まれた時にはゲデスがDFラインの穴を埋めるなど、守備の組織に参加します。ロナウドはセットプレーの時以外は、ほとんど守備をしません(中盤で、目の前の敵選手が楽な態勢でパスを出しても一歩も寄せず、解説の小島が当てにならないと笑ってました)。

        7 ロナウド    17 ゲデス
16 フェルナンデス 8 モウティーニョ 14 ビリアン 11ベルナルド
5 ゲレイロ   6 フォンテ    3 ペペ   21 セドリック
           1 ルイパトリシオ

 スペインは4−3−3。イスコとシルバは両側に広く張り出します。中盤のイニエスタとコケはやや前寄りで自由なポジションを取り、ブスケスが組織の中央にでんと構えて全体をコントロールするという感じです。

22 イスコ   19 ディエゴコスタ   21 シルバ
      6 イニエスタ    8 コケ
           5 ブスケス
18 アルバ 15 セルヒオラモス 3 ピケ  4 ナチョ
           1 デヘア

● 前半の得点
 グループリーグ最大の好カード。結果も質の高いものとなりました。

 始まってすぐにポルトガルがPKを得ます。PAの左端に入ったロナウドが、右足のボール跨ぎから左のアウトで左へ抜けようとしたとき、ナチョに足をかけられます。

 対するスペインは24分。自陣からのブスケスのロングボールを受けたディエゴコスタが、数的に1対3の局面ながら、個人の力だけでシュートを決めました。最初の競り合いのとき、肘でペペを押し倒していましたが、ペペが触られてもいない顔を押えて倒れたためか、ファールを取られることはありませんでした。
 ここは、ディエゴコスタの個人技――巧みな浮き球の処理、鋭い切り返し、股抜きシュート――をほめるべきでしょう。

 前半終了直前、ポルトガルが再びリードします。
 ポルトガルの攻撃が一度跳ね返され、すぐにボールを奪って前へ。最初はオフサイドポジションにいたロナウドがゆっくり戻ったところへ小さなパスが出て、強烈なシュート。無回転のボールがGKの手を弾いてゴールに吸い込まれました。

● 戦い方
 ポルトガルは密集守備をします。中盤でスペインのパス回しに対峙するときは、ボールのサイドに寄せて、フィールドの縦半分に密集する形になります。さらに押し込まれた時は、PA内に8人くらいの選手が入って守備することも珍しくありません。一応は4−4の2ラインを形成しますが、ゴール前から順に敵の選手に付くことを基本としていて、もしもフリーな選手がいれば、自分のゾーンを捨ててでもこの原則に従うという感じでした。
 CKの守備では、マンマークに加え、GAのニア側に一人立たせます。ただし、前半なかば以降は、ロナウドも戻って二人がGAのニア側に立つようになりました。

 スペインも、まずはゴール前のマークから順に詰めていくという原則のようです。ポルトガルの速攻を受けると、自分のマークを外してでも、ゴール前を優先するという形が見られました。
 また、ときどき、2ラインを作って守備することもあるのですが、その時の中盤のラインは、イニエスタ、ブスケス、コケという並び順にこだわらず、流動的な対応をしているようでした。

 スペインの攻撃は、短いパスを何本も繋いでジワジワと崩していくというもの。前に詰まると大きなサイドチェンジをします。いつも通りです。

● 後半の得点
 後半はゆっくりした入りとなりました。スペインの短いパスが延々と続きます。

 後半10分、スペインが追いつきます。
 正面からのFKが山なりのボールとなり、右の大外のブスケスがヘッドで折り返して、ディエゴコスタが押しこみました。

 さらに13分、スペインが10本以上のパスを繋いで左から崩すと、クリアが右のPA前へこぼれ、走り込んだナチョが強烈なダイレクト・ボレーを決めます。右足のアウトに引っ掛けて、巻くようにファーの左ポスト内側に当てるものでした。
 これでスペイン逆転。

 ここからポルトガルは前に人数をかけるようになります。残り20分から4−1−4−1にシステムを変更して前5人でプレスをかけるようになり、それでも得点できないと、残り10分から再び4−4−2に戻し、ただし両サイドの位置を高めにして総攻撃の態勢になります。
 それでも得点できません。
 スペイン逃げ切りかと思えた43分。PA手前のゴール正面で、後方からのボールを受けたロナウドをピケが押し倒してしまいました。このFKをロナウドが芸術的なキックで決めます。右足の内側で擦り上げるように蹴ったボールが、壁に入った長身ブスケスの頭をかすめ、急激に曲がって落ちながら、巻くようにゴール右上隅に決まりました。GKデヘアは棒立ち。
 芸術的なキックで、ハットトリック完成です。

● 展望
 僕の予想はスペインの勝ちでしたが、大外れ。ロナウドがこれほど活躍するとは。
 これより3時間前の試合で、モロッコもイランも侮れないことは明らかで、B組は、案外「死のグループ」になるのかもしれません。そいうえば、大昔、スペインには「死のグループ」の代名詞のような時期があったような……。

 なお、ナチョのシュートやロナウドのFKのように、強烈に曲げて巻きこむようなボールというのが目立ちます。とあるTV番組のネタでは、今回のボール(「テルスター18 」という名の公式球)は、中速度でのカーブのコントロールがしやすいとのこと。
 これからも曲(くせ)のあるFKやクロスやシュートを見ることができそうですね。


 ⇒ その1 始まるよー!
 ⇒ その2 グループリーグの予想
 ⇒ その3 トーナメントの予想
 ⇒ その4 ロシアvsサウジアラビア
 ⇒ その5 エジプトvsウルグアイ
 ⇒ その6 モロッコvsイラン
 ⇒ その7 ポルトガルvsスペイン (今回の書き込みです)

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