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zoom RSS ワールドカップ2018 ロシア大会 (その61) ウルグアイvsフランス 感想

<<   作成日時 : 2018/07/07 21:22   >>

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準々決勝
2018.07.06 17:00 (日本時間:21:00) ニジニ・ノヴゴロド・スタジアム
ウルグアイ 0−2 フランス
バラン(前40), グリーズマン(後16)

● 布陣
 ウルグアイはポルトガル戦と同様に中盤がダイヤモンド型の4−4−2。その試合で負傷したカバーニは欠場です。

     9 スアレス      11 ストゥアニ
         6 ベンタンクール
   15 ベシーノ         8 ナンデス
          14 トレイラ
17 ラクサール 3 ゴディン 2 ヒメネス 22 カセレス
           1 ムスレラ

 フランスはアルゼンチン戦と同じ並びで、マチュイディに代わってトリソが入りました。

             9 ジルー
    12 トリソ  7 グリーズマン 10 エムバペ
         13 カンテ   6 ポグバ
21 エルナンデス 5 ウムティティ 4 バラン 2 パバール
             1 ロリス

● 前半
 ウルグアイは積極的に前から守備をします。運動量で優位に立ちたいという気持ちが感じられました。
 一方、フランスはいつものペース。カンテを中心として、優れた個人のヨミと技術で中盤を守備します。攻撃もいつもと同じ。カウンターは鋭いですし、遅攻になると、まずはゆっくりつなぎ、隙を見つけて崩しにかかると急激に早くなります。この緩急の変化が破壊的です。今日は主に右からの攻めを狙っているようでした。

 なお、ウルグアイのCKの守備はニアポスト近くから斜めにゾーンの選手(ストーン)を並べるというもの。この大会では、最初はスイスが採用していたように思いますが、真似るチームが出始めたということかな?

 ウルグアイは30分過ぎから、自陣に引いて4−4−のブロックを作る体勢が目立つようになります。疲れが出たのかもしれません。

 40分、フランスに先制点が入りました。
 右からのFKで、グリーマンが蹴ったボールを、DFの壁のニアの端に走りこんだバランが頭でこすり、コースが変わってゴールとなりました。

 しばらくして前半終了です。

● 後半
 後半、再びウルグアイが活発になります。次々と攻撃を仕掛け、さらに、14分にロドリゲスとゴメスを入れて攻勢を強めようとします。
 ところが、その矢先、追加点を入れられてしまいました。

 16分、フランスがカウンターを仕掛けます。ボグバがドリブルで持ち込み、トリソを経由して左寄りでパスを受けたグリーズマンが、強烈なミドルシュートを放ちます。無回転のボールはGKムスレラの手を弾いてゴールマウスに飛び込みました。このとき、ムスレラは最初に左へわずかに重心移動し、それから右へ動いてます。ボールがかなり揺れたようです。

 ウルグアイは明らかに焦りを見せ始めました。しかし、いくら攻撃しても決定的な場面はなかなか作れません。
 やがて悪癖が出てきます。
 ウルグアイの秘儀「挑発」です。
 例えば、20分ころ、エムバメがちょっとしたサーカス・プレー(不要なトリッキーなプレー。この場面では「ラボーナ」という軸足の後で蹴る技)をしたのを見て、ロドリゲスが通りすがりに手で叩きます。この後、何人もの選手が睨み合うような緊迫した状況となりましたが、結局ロドリゲスだけでなく、挑発に乗ったエムバメもイエローをもらうことになりました。
 ウルグアイはずるいし、エムバメは青い。そういう、ちょっと不愉快な場面でした。
 ネイマールとエムバメに共通することですが、相手を小馬鹿にしたようなサーカス・プレーは厳禁です。目の前の敵を侮辱して怒らせ、憎まれたり嫌われたりするだけで、後で挑発や報復あるいは嫌がらせを食らうことになります。何の得にもなりませんし、むしろ怪我などのリスクが高まるだけです。

 35分、フランスは慎重197cmのヌゾンデを入れ、ボランチに置きました。高さ対策をしつつ、逃げ切る策であることは明白です。
 背の高いボランチというのは、僕はディノ・バッジオ(188cm)のころから有力な布陣だと思うのですが、例はあまり多くありません。比較的最近だと、シャビ・アロンソ(183cm)なら誰でも知ってそう。(*1)

 そして試合終了。
 ウルグアイは、スアレスが決定的なシュートを打つことすらありませんでした。
 フランスは攻撃がすばらしいだけでなく、守備も完璧です。
 ただし、2点とったところで手抜きを始めたみたい。グループリーグでも1点リードすると力を抜いていました。
 自信過剰で失敗しなければよいのですが。
 そこだけが今後の気がかり。

(*1) こんな昔話をするのも、日本のベルギー戦で山口ではなく長身ボランチがいればと、タラレバを考えてしまうからです。終盤で逃げ切るときの守備限定であれば、難しいことではないと思うけどな。
 日本の戦術論は、ノベタンで選手に10点満点の点数付けをして悦に入るようなのが多くて、ウンザリです。だからボランチの場合、やたら配給能力やスルーパスの質などを必須条件として要求したがる。
 いまどきは、時間帯別(終盤か否か)あるいは状況別(勝ってるか負けてるか)などに応じて戦術のチョイスがあり、それに役立つ選手がいるという話でないと、時代遅れのような気がします。
 日本のミーハーなファンは、世界と比べて周回遅れですね。

 ⇒ その1 始まるよー!
 ⇒ その2 グループリーグの予想
 ⇒ その3 トーナメントの予想
 ⇒ その4 ロシアvsサウジアラビア
 ⇒ その5 エジプトvsウルグアイ
 ⇒ その6 モロッコvsイラン
 ⇒ その7 ポルトガルvsスペイン
 ⇒ その8 フランスvsオーストラリア
 ⇒ その9 アルゼンチンvsアイスランド
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 ⇒ その19 ポーランドvsセネガル
 ⇒ その20 ロシアvsエジプト
 ⇒ その21 ポルトガルvsモロッコ
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 ⇒ その29 セルビアvsスイス
 ⇒ その30 ベルギーvsチュニジア
 ⇒ その31 韓国vsメキシコ (ちょっと待ってね)
 ⇒ その32 ドイツvsスウェーデン
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 ⇒ その35 ポーランドvsコロンビア
 ⇒ その36 ウルグアイvsロシア
 ⇒ その37 サウジアラビアvsエジプト (ちょっと待ってね)
 ⇒ その38 イランvsポルトガル
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 ⇒ その40 デンマークvsフランス
 ⇒ その41 オーストラリアvsペルー (ちょっと待ってね)
 ⇒ その42 ナイジェリアvsアルゼンチン
 ⇒ その43 アイスランドvsクロアチア (ちょっと待ってね)
 ⇒ その44 韓国vsドイツ
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 ⇒ その46 セルビアvsブラジル
 ⇒ その47 スイスvsコスタリカ (ちょっと待ってね)
 ⇒ その48 日本vsポーランド
 ⇒ その49 セネガルvsコロンビア
 ⇒ その50 イングランドvsベルギー
 ⇒ その51 パナマvsチュニジア
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 ⇒ その53 フランスvsアルゼンチン
 ⇒ その54 ウルグアイvsポルトガル
 ⇒ その55 スペインvsロシア
 ⇒ その56 クロアチアvsデンマーク
 ⇒ その57 ブラジルvsメキシコ
 ⇒ その58 ベルギーvs日本
 ⇒ その59 スウェーデンvsスイス
 ⇒ その60 コロンビアvsイングランド
 ⇒ その61 ウルグアイvsフランス (今回の書き込みです)

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