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zoom RSS ワールドカップ2018 ロシア大会 (その70) ベストゴールなどなど

<<   作成日時 : 2018/07/19 02:06   >>

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● 今大会のベストゴール

○ まずは、ボール・コントロールなどの小技に魅了されたもの。

 ダントツで、エムバペの瞬殺技。
 6月30日のフランスvsアルゼンチン戦です。密集を一瞬で抜け出しシュート。今大会のナンバー1ですね。

 次いで、メッシの浮き球処理。
 6月26日のナイジェリアvsアルゼンチン戦。トップスピードで走りながら、後方からのボールを左腿でトラップし、同じ足でタッチして、右足シュート。彼以外では、生まれ代わっても無理と思わせるプレーです。

 同じく浮き球処理で、ムサ。
 6月22日のナイジェリアvsアイスランド。こちらは右足の甲を使ったトラップからボレーで、やや有りがちですが、美しかった。

 もう一つ、再度、エムバペ。
 7月15日のクロアチアvsフランス戦。全身を使ったフェイントから素早いシザースのシュート。見た目は地味でも、実は質がものすごく高いというゴールでした。

○ 豪快なシュートもありました。

 デブルイネのホップするブレ球。
 7月6日のベルギーvsブラジル戦です。
 通常、ブレ球はインステップの深いポイント(足首に近め)又はインサイドの面などで押し出すように蹴ることが多いのですが、このときは右足のインフロントで少し足首をひねってカット気味に蹴っています。まずこれが珍しい。
 そして無回転のボールは微かに(かすかに)右に曲がり、そのあと微かに浮き上がりながら微かに左に曲がっってゴールします。このS字カーブをしながらホップする弾道が珍しい。なにより美しい芸術のようなラインでした。

 次いで、メルカドのミドル。
 6月30日のフランスvsアルゼンチン戦。カウンターでの逆サイドからの大きなクロスに対し、体を倒した見事なキックで、強烈な縦の逆回転のかかったボールが、ホップする弾道を描きます。
 マンガやグラビアのようなボレーシュートの体勢が、サッカーをやる人なら誰もが憧れるほどかっこいい。
 そしてチップキックのように逆回転なのに、抑えが効いていて、弾道が高くならないというのが珍しい。
 実に爽快・豪快なシュートでした。

○ つなぎの美しいゴールもありました。

 ここでもエムバペ。6月30日のフランスvsアルゼンチン戦。
 敵のシステム変更の隙をついた流れるようなカウンターが、とてもクレバーです。

 歴史に残りそうなのが、カバーニとスアレスの超長距離壁パスですね。
 6月30日のウルグアイvsポルトガル戦。右ライン際のカバーニから左ライン際のスアレスへ大きなサイドチェンジ、そしてスアレスからゴール前に走りこんだカバーニへのクロスという流れです。
 まさに最強ツートップ。

○ つなぎのつながりで、番外。

 同じゲームでのカバーニからスアレスへの5秒近い滞空時間のパスも面白い。キックの距離と精度だけに着目するなら、いくらでも例がありますが、これほどの滞空時間がありながら守備側が競ることもできなかった点に着目すれば、「つなぎ」としてのパスの出し手と受け手、双方の質の高さを実感できると思います。
 やはり最強ツートップ。

 ゴールにはなりませんが、6月24日のコロンビアvsポーランドでのロドリゲスからクアドラドへの左足カーブのパス。
 まじでマンガみたいにすごかった。

○ お手本

 おそらくサッカーをやってる人の多くが真似したくなるのが、ペリシッチのトラップ&ボレー。
 7月15日のクロアチアvsフランス戦です。
 FKの流れから、DFラインの前で、ペリシッチは浮き球を右足でコントロールし、左足で強烈なボレーシュートを打ちこみました。トラップ、ボール・コントロール、軸足の踏み込みなど、やってることは誰でも練習する内容なのですが、すべてが完璧でものすごく速い。教科書に載せてお手本にしたくなる質の高さでした。
 これも地味だけどすごいゴールの典型ですね。

○ 味わい

 僕にとってのナンバー1のゴールはファルカオのアウトサイドでの流し込み。
 6月24日のコロンビアvsポーランド戦です。
 ファルカオはパスを受けるとトラップ一つでDFラインの裏に抜け出し、右のアウトで美しい弧を描いたシュートを決めました。
 ポイントは、古き良き時代の南米のテイストがたっぷりとあること。
 1974年7月7日からずっとワールドカップを見てるというお年寄りでないと、この味わいは感じられないのではないかな。この大会は、チャンピオンズ・リーグではないし、ユーロでもないし、ましてやリーガやプレミアやブンデスでもなく、ワールドカップなんですよね。そこがピンとくるジジイ向けのゴールでした。

● 今大会のMVPなど

○ Most Valuable P

 今大会のMVPはモドリッチになりました。
 うーん。どうなんだ。
 確かに現時点で世界最高レベルの選手でしょう。しかし、彼を誉める言葉は、この大会での活躍よりは、彼の資質そのものに関する事ばかり。年間最優秀選手と大会最優秀選手は別物のはずなのに。
 この大会では、疲労がたまるとポジションを後方にとる場面が多かったですし、(おそらく左足が万全ではなかったようですが)決勝での働きぶりなどから、彼を大会のMVPとすることに不満を感じる人は多いんじゃないかな。
 どうも前回のメッシといい、準優勝国からネームバリューの高い選手を選ぶという傾向があるみたいで、これは問題です。そういうのは、殊勲賞とか敢闘賞とか技能賞とか、大相撲みたいな賞を設けるべきですね。

 MVPが、Most Valuable Player ということなら、グリーズマンでいいのではないかな。似たような役割のアザールやモドリッチと比べて守備能力も高いし、そもそも優勝に貢献したことをもっと高く評価すべきです。

 もしも、MVPが、Most Valuable Peopleなら、デシャンほか、フランスの戦術チームで決まりですね。
 グループリーグでは、相手の力とゲームの流れを完全に読み切って、一点差や引き分けで省エネに徹し、決勝トーナメントに進んで、アルゼンチンにリードされても動じることもなく、ここぞというところではたたみかけるように得点し、必要となれば4−4のブロックで亀のように引き籠ってみせる。
 すごい戦い方でした。

○ おまけ

 そして、お笑い担当は?
 個人なら、ダントツで川島。海外メディアもコメディアンと評していました。
 団体なら、文句なしでドイツ。FIFAの公式記録に残るほど汚い韓国に敗戦。いくら下手で汚いチームだからといっても、舐め過ぎ。蔑むような笑いという意味でのお笑い担当です。

 最後に、今大会で一番のラッキーボーイは?
 文句無しで西野でしょう。
 初戦の開始わずか3分で、相手が一人減る。これがなければ、日本は勝ち点1又は2を挙げるのがやっとこさだったのではないかな。完全に彼の人生が変わる3分でした。

 観る側としては、終わってみれば西野の強運のおかげで楽しい大会になったと、しみじみと実感します。
 でも「感動をありがとう」なんて絶対に言いません。
 そういうことを言う人の本心は、
「感動をありがとう。4年後までさようなら」
 ということですから。

 本当に日本代表が好きならば、次の大会は予選を勝ち上がれるのか、フィジカルで勝てるのか、高さ不足はどうするのか、走力向上に取り組むのかなど、既にあれやこれやと心配が始まっているのですから。


 ⇒ その1 始まるよー!
 ⇒ その2 グループリーグの予想
 ⇒ その3 トーナメントの予想
 ⇒ その4 ロシアvsサウジアラビア
 ⇒ その5 エジプトvsウルグアイ
 ⇒ その6 モロッコvsイラン
 ⇒ その7 ポルトガルvsスペイン
 ⇒ その8 フランスvsオーストラリア
 ⇒ その9 アルゼンチンvsアイスランド
 ⇒ その10 ペルーvsデンマーク
 ⇒ その11 クロアチアvsナイジェリア
 ⇒ その12 コスタリカvsセルビア
 ⇒ その13 ドイツvsメキシコ
 ⇒ その14 ブラジルvsスイス
 ⇒ その15 スウェーデンvs韓国
 ⇒ その16 ベルギーvsパナマ
 ⇒ その17 チュニジアvsイングランド
 ⇒ その18 コロンビアvs日本
 ⇒ その19 ポーランドvsセネガル
 ⇒ その20 ロシアvsエジプト
 ⇒ その21 ポルトガルvsモロッコ
 ⇒ その22 ウルグアイvsサウジアラビア
 ⇒ その23 イランvsスペイン
 ⇒ その24 デンマークvsオーストラリア
 ⇒ その25 フランスvsペルー
 ⇒ その26 アルゼンチンvsクロアチア
 ⇒ その27 ブラジルvsコスタリカ
 ⇒ その28 ナイジェリアvsアイスランド
 ⇒ その29 セルビアvsスイス
 ⇒ その30 ベルギーvsチュニジア
 ⇒ その31 韓国vsメキシコ
 ⇒ その32 ドイツvsスウェーデン
 ⇒ その33 イングランドvsパナマ
 ⇒ その34 日本vsセネガル
 ⇒ その35 ポーランドvsコロンビア
 ⇒ その36 ウルグアイvsロシア
 ⇒ その37 サウジアラビアvsエジプト
 ⇒ その38 イランvsポルトガル
 ⇒ その39 スペインvsモロッコ
 ⇒ その40 デンマークvsフランス
 ⇒ その41 オーストラリアvsペルー
 ⇒ その42 ナイジェリアvsアルゼンチン
 ⇒ その43 アイスランドvsクロアチア
 ⇒ その44 韓国vsドイツ
 ⇒ その45 メキシコvsスウェーデン
 ⇒ その46 セルビアvsブラジル
 ⇒ その47 スイスvsコスタリカ
 ⇒ その48 日本vsポーランド
 ⇒ その49 セネガルvsコロンビア
 ⇒ その50 イングランドvsベルギー
 ⇒ その51 パナマvsチュニジア
 ⇒ その52 グループリーグの反省
 ⇒ その53 フランスvsアルゼンチン
 ⇒ その54 ウルグアイvsポルトガル
 ⇒ その55 スペインvsロシア
 ⇒ その56 クロアチアvsデンマーク
 ⇒ その57 ブラジルvsメキシコ
 ⇒ その58 ベルギーvs日本
 ⇒ その59 スウェーデンvsスイス
 ⇒ その60 コロンビアvsイングランド
 ⇒ その61 ウルグアイvsフランス
 ⇒ その62 ベルギーvsブラジル
 ⇒ その63 イングランドvsスウェーデン
 ⇒ その64 クロアチアvsロシア
 ⇒ その65 ベルギーvsフランス
 ⇒ その66 クロアチアvsイングランド
 ⇒ その67 イングランドvsベルギー
 ⇒ その68 クロアチアvsフランス
 ⇒ その69 反省の時間
 ⇒ その70 ベストゴールなどなど (今回の書き込みです)

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