日本 vs イラン 2019.01.28 感想

アジア杯準決勝
2019.01.28 18:00 (日本時間:23:00) ハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアム(アルアイン)
日本 3-0 イラン
大迫(後11), 大迫(後22), 原口(後46)

● 布陣
 日本は、現状でのベストメンバーによる4-2-3-1です。

      大迫
  原口  南野  堂安
    遠藤  柴崎
長友  吉田  冨安  酒井
      権田

 対するイランは4-1-4-1。MFの4人のうち、ボールのないサイドが高めに位置し、中盤のラインが斜めになるときがあります。

● 前半
 今日は南野の日でした。
 イランのアンカー(あるいは1ボランチ。用語の些細な用法はこだわらないことにします)エブラヒミのすぐ脇にスペースがあり、南野は巧みにそのゾーンへ入り込んでパスを受けようとします。これでかなり日本はリズムを保てたと思います。
 また、前線での守備もきっちりこなし、終盤まで運動量は落ちませんでした。

 イランは、DFラインでじっくりボールを回すということをせず、早いタイミングでボールを前へ入れます。一度サイドを広く使ってから、トップのアズムンに裏を狙わせることが多いようでした。いずれにしろ、後方のフィードからフィニッシュまで、とにかくスピード重視という感じです。
 また、GKのスローの飛距離や、スローインのときのロングスローなど、上半身の強さを生かしたボール扱いが、ちょっと脅威でした。

 日本もイランも、決定的なチャンスがわずかなまま前半終了。

● 後半
 イランは、中盤の守備を少し変えたようでした。ハジサフィとデヤガが前半よりほんのわずか中へ絞り、アンカーのエブラヒミの脇をケアするようになりました。

 それでも、日本が先制点を挙げます。
 敵陣PAの左手前で南野が倒され、イランのDFが一斉にファールじゃないよと審判にアピールしている隙に、すぐに動き出した南野がライン際に転がったボールを拾ってクロス。ゴール正面で大迫が、サイドステップを踏みながらDFとGKと競ることもなく、ヘッドを決めます。
 イランの油断も大きいですが、南野の根性と粘りが生んだ得点です。

 2点目は22分。イランのミスから敵陣深くでボールを奪い、相手のハンドを誘ったものです。
 PKのキッカーは大迫。蹴る直前に少し左にスライドしてGKを幻惑し、逆のコースへ決めました。

 26分にイランは中盤の選手を一度に二人代え、4-4-2の形に変更してきました。今日最大のポイントです。
 日本は、15分にアクシデントで遠藤が塩谷に代わっていて、DFラインの前のケアが厚く、さらに柴崎もポジションをやや下がりめにし始めたため、イランは2トップがうまく機能する形を作ることができません。
 逆にイランの中盤の守備が薄くなり、さらに運動量や即応性が落ちたため、日本の中盤が生き生きと活動し始めます。たびたび、敵陣深い位置でドリブルや速いパス回しによる崩しが見られるようになりました。

 イランのシステム変更は失敗におわりました。
 ロスタイムに原口がとどめを刺して勝負あり。
 終了間際は、危険なプレーや乱闘まがいのシーンもあり、ちょっと後味の悪いエンディングとなりました。イラン、焦り過ぎ。

● これから
 遠藤は担架に乗せられ、首を固定して運び出されました。かなり心配です。

 もう一つの準決勝はカタールvsUAE。この両者の戦いは、壮絶な消耗戦になる予感がします。どっちが勝ち上がってもボロボロになりそう。
 決勝は、なんとかなるんじゃないかな――と期待してます。

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